自社太陽光発電所-経過❹-<初の売電収入>
2022年3月末に工事が完了し発電・売電が開始した弊社所有の太陽光発電所。
ついに売電収入を得ることができました!さぁ、どんどん電気を売るぞ~!(という気持ちですが、パネル容量で売電できる量は限度があり毎月大きな変動はありません・・・)
もくじ
初の売電収入はいかほど!?
前提として、稼働している発電所の”システム容量(1時間に発電できる量)”は25kWのため、最高でもそれ以上は発電できません。といってもマックスで出力できるわけではないので、晴天でも最高16.9kWが現状です。※気温や季節にもよると思いますが・・・
3月末から売電が始まりましたが、4月1か月の内訳はこちら!
54,635円でした!
金額はFIT買取価格により契約年度によって異なりますので、すべての発電所に当てはまる訳ではありません。当発電所は15.4円/1kWのため、このような金額になります。
もっと前の買取価格では30円/1kWの時代もあったので、そのころに建設できた方は初期投資回収も早かったことでしょう・・・!
毎月この金額が収入になるの・・・?
冒頭でも触れましたが、お日様次第のため定額収入ではありません。現に5月分は50,255円でした。
変動する要因は様々ですが、当たり前ですが第一に晴天が多ければ多い。また5月はパワコン(送電できる電力に変える機器)が一部ブレーカーが落ちていたため発電できていない日数がありました。
草でパネル面が覆われればまた発電は減るし、気温が暑すぎても良くないそうです。案外デリケートなんですね。
また上のグラフからもわかるように、晴れと雲り/雨の日の発電量がこんなにも違うことは正直驚きました。(曇りでももう少し発電すると思ってました)
これまで設置するまでもしくはメンテナンスで関わっていた太陽光発電、実際に所有してみて分かることや勉強になることがまだまだありますね。
今後の自社発電所とのお付き合いは続く・・・
まだ始まったばかりですし、初期費用を回収していかねばならず、そのための維持管理が今後FITの契約期間で少なくとも17年は続きます。
予想では10年ほどで初期投資を回収、11年目から収益にまわる計画です。(大体どこもそのような予測で建設されています)
しかしそれは故障などせず、予想外の出費があれば当然収益にまわる時期が後ろにずれていくことになり、まったく問題なくパネルを維持できることの方が少ないと現場で肌で感じています。また実際には売電収入に法人税がかかったり、固定資産税がかかったりしますからね。
実際所有してみた率直な感想
〇単純に不労収入が得られることは嬉しい。(建設費等、先に出費があったとはいえ)
〇とにかく晴れの日が増えることを願ってしまう。
〇思ったよりもブレーカーが落ちたり柵が~雑草が~と結構見に行っているので、遠方で建設するのはリスクが伴うのではないだろうか?
〇世間一般で言われている、年2回の点検のみで足りるのだろうか?
〇複数所有している場合は、どのように把握・管理しているのだろう?
〇すでに造成されている土地に今回建設したが、広い面積の割りには得られる電力がさほど多くなく、森林を切り開いてまでは望ましくない。
でした。収益目的の発電所ではないのですが、ついつい晴れは願ってしまいますね!(笑)
柵を直してもらい、これからもたくさん発電してほしいものです!